身近で簡単に参加できる環境活動を、と模索して
COJ: カーボンオフセット対象商品について教えてください。
どのようなユニフォームや安全保護具にもカーボンオフセット契約がつけられます。
製造現場は勿論、接客業や商業施設での勤務の際には、ユニフォームを通じて、
広く多くの方にユーザー様の環境活動をアピールすることが可能です。
COJ: カーボンオフセット導入のいきさつを教えてください。
一般的にユニフォームや作業着は会社の経費でご購入を頂きます。
コストはお客様にとって重要な要素であり、その面で私どもは自社で製造をして自社で販売をする事で、
コストを抑える努力をしています。
しかし、価格以外にも何かアピールできることがないだろうか、
価格以外にもお客様に貢献できる事はないかと探していたところ、このカーボンオフセット導入に至りました。
昨今の二酸化炭素削減活動のこともあり、今まで以上に企業様ではCSRに取り組んでおられます。
また、対外的にも自社の環境活動をアピールする機会を求めておられます。
ユニフォームは会社の顔として、従業員の方が年間200日以上着用し、
取引先、または一般の消費者の目にとまります。
そのユニフォームにカーボンオフセットのタグを付ける事により、着用者自身の環境意識が高まるだけでなく、
仕事場で接する取引先、地域社会に対しても自社の環境活動をアピールする事が可能です。
特にわたしどものお客様の中には二酸化炭素削減について関心の高い業種様が多くいらっしゃいます。
企業の方々は会社として何か環境に貢献できるものがないかと常に探しておられます。
このカーボンオフセット付きのユニフォームでしたら、
そうした企業の方々にコスト的にも大きな負担をかけることなく気軽に取り組んでいただける活動だと考え、
導入する運びとなりました。
COJ: COJを選んだ理由はありますか。
しっかりとした理念のもとに活動されているのでCOJさんにしました。
担当の方からはわからないことや細かいことを懇切丁寧に教えていただきました。
また、新規の商談の際には、商品購入が決定してからオフセットする量を決めています。
そのような場合にも、50トン程度のクレジットから迅速に対応してくださるので大変助かっています。
お客様からも「ありがとう」の声が
COJ: 社外での反応はいかがですか?
お客様の反応はとてもいいです。
コストをあまりかけずに、かつスグに始める事ができる環境貢献活動なので喜ばれています。
ユニフォームの袖や胸元にカーボンオフセットのロゴの入ったワッペンを縫い付けることで、
着用者自身が企業の広告塔になることができる、という点も気に入られています。
例えば宅配便のスタッフのユニフォームの袖にワッペンがついていれば、
玄関先で会う一般の消費者の方々にも企業姿勢をアピールできるのです。
ちょっとしたことですが、企業のイメージアップにもつながります。
納品後に「やってよかった」と言っていただけることもあり、商品の良し悪しは当然大事ですが、
それ以外の事でもお客様にお褒めを頂けるのは会社としても光栄です。
COJ: 苦労された点や社内での反応はいかがですか?
カーボンオフセットという言葉の認知度がまだ低かったころは、
お客様に内容を理解していただく為に色々と知恵を絞りました。
社内でカーボンオフセットの仕組みがわかるようなDVDを作り、それを持っていって説明したりなどしました。
社内でもカーボンオフセットについてはほとんど知らない者ばかりで、一から学びました。
定期的に会社に集まって勉強会を開いたりもしました。
営業部門の者はお客様に説明を繰り返すうち、
今ではカーボンオフセットの知識を自分の言葉として語ることができるよう成長したと思っています。
より環境にいいものを探していく姿勢で
COJ: ほかに取り組まれている環境活動はありますか。
回収された使用済みペットボトルから作られた再生糸をつかった、
エコマーク対応の環境に優しいエコユニフォームの製造と販売をしています。
さらに、わたしどもで製造・販売させて頂いたユニフォームを、ユーザから回収し、
リサイクルに回すことの出来る「広域認定制度」の認可を環境省から受けました。
回収した使用済みユニフォームは建築用の断熱材や車のシートの内装などに生まれ変わっています。
使用済みユニフォームを資源として再利用できる仕組みを、ユニフォームの製造メーカーとして保有することで、
納品先のお客様の環境活動にもご協力できる体制を作っています。
また、わたしどもの本社は大阪で関西人の多い会社です。
よって、基本節約できるところは節約するという精神があります。
社内の冷暖房や電気の節約、紙やダンボール等は無駄遣いをせず極力リユースするなど、昔から気をつけています。
営業車にかわって数台の自転車も最近導入いたしました。
環境にもやさしく、小回りも利きます。
なにより都心部では駐車場の心配もしなくてすみ、今後も順次増やしていきたいと思っています。
COJ: 今後の課題、やりたいことはありますか。
いまわたしどもの購入したカーボンオフセットの代金は、海外の支援などに使われているようですが、
今後は購入したオフセット代金が日本国内で行われる環境活動に利用される、
国内型のカーボンオフセットにも参加したいと願っています。
最終的に地球から二酸化炭素が少なくなる事に代わりがありませんが、
出来ることなら日本のためになるような活動を行いたいです。
また、このカーボンオフセットの認知度がさらに広がるよう努めたいとも思います。
わたしを始め営業部門では、お客様が本当に喜べるもの、
理にかなっていると言っていただけるような環境に関する新しい事にもチャレンジしていきたいと考えています。
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